魔女のブッ、ピー、スーがいた森

 

 

 

 
、ある森にブッ、ピー、スーという魔女が住んでいた。 ああ、そうそう魔女ブッ、ピー、スーには、ホッペンと言う名前があったんだが、魔女の女王ルーパ様がいつの日だったか、ホッペンをブッ、ピー、スーと言ったのがきっかけで、皆がそう呼ぶようになった。 ブッ、ピー、スーの三大好物が、イモと豆にカボチャ! 実はこれが原因だ!! なぜか?だって、ソリャー彼女が食べれば直ぐに解るさ、食べる順番も決まってる事だしね。 まずイモ食ってブッ、次が豆食ってピー、最後がカボチャ食ってスーと、オナラをする。 この三つを合わせればホーラ解ったろ、そーだ! ブッピー、スーとなるんだ。 しかし、困った事に彼女はこれを一日に何百回も繰り返すのだ。そのガスの臭いのおかげで、今では森には動物が一匹も住んでいない。・・・オット、いたいた一匹だけ 、池の中に、大ナマズのバーボンだ。
このバーボンは、もとは人間の男で大酒飲みだったらしいが、あるとき人間がほとほと嫌になり、ルーパ様に頼んで ナマズにしてもらった。 おかげで、鼻が悪く臭いを感じないので森に残った。 今ではブッ、ピー、スーの、たった一人の話し相手である。
 

んなある日の事だ、大コウモリに乗って女王ルーパが、ブッピ-スーに会いに森の入り口までやって来たが、大コウモリは 「私は、この臭いに勝てません!!」 と言って、ルーパをサッサと下ろして逃げ帰ってしまった。 「確かに くさすぎるわ!」 黒衣の袖で顔を覆い、「キーオ・キーオ・ヨイオニ!!」 と呪文を唱えて、くさい臭いを食べてくれる、翼の生えた豚を呼びつけた。    そして、柄の長い大ガマをてにして、森の中へと入っていった。 森の中は、ルーパが考えていた以上に臭いが強烈で、魔法を使う為の集中力に時間が かかりそう。 そのせいか、今日のルーパはかなり緊張しているようだ。 2時間ほど歩いて、ブッ、ピー、スーの家にたどり着いた。 「ブッ、ピー、スーいるの! ルーパよ 今日は話があって来たのよ。 チョッと外に出て来なさい!。」 

ると中から、「ブッ・ピー・スーゥー・・・・ ウン! 今行きます。 アラ、まー珍しい! 何のご用ですか?」 「久し振り、相変わらずのオナラで、元気そうだね。」 外に出て来たブッ、ピー、スーは、ルーパを見てキッとなった。 ルーパが持っている柄の長い鎌は、女王の鎌と言って、戦闘用の鎌なのだ! そして、ルーパは言い放った。「ねえ、ブッ、ピー、スー! 貴方はいつになったら、森の動物達の事を考えるの? 貴方のガスのおかげで、行き場のなくなった動物達を、これ以上小さくしたままで 、預かる訳にはいかないよ。」 ルーパの鎌を見たブッピースは、逆ギレして、家の中から大鎌を持ち出して、戦闘態勢に入った。 魔女の決闘は昔から、大鎌で戦う慣わしだ。 いきなり、「負けないよ!あたしは、絶対に負けないからね。」 と言いながらルーパに切りかかった。 「痛いっ!」 ルーパは肩を切られた痛みが全身に走り、目が覚めた思いだ。     

ーノ・カーノ・ウイーブ」この呪文を三度ルーパが唱えると、ルーパの持っていた鎌は、氷のような透明の光りを帯びて、キラキラ光り輝き始めた。 ルーパの素早い動きにブッ、ピー、スーがよろけた。 その瞬間にルーパの鎌は、ブッ、ピー、スーを三回切りつけると、ルーパの鎌に付いていた透明な光りが、ブッピースーの身体を凄い勢いで回った。  
身体は光りに覆われ、しばらくすると、光りの中からピキピキーッと音がして、黒色・赤色・黄色・水色の氷がいっぱい飛び出してきた。 黒い色の氷だけが固まりだして、森の汚れた空気を吸い込み大きな二の塊となった。 その塊の中を覗いて、「コンガラ・ウーケ・ケデン!」と呪文を唱えて右足、次に左足で2つの塊を空に蹴飛ばした。 黒の氷の塊は砕けて、空の星となった。 魔女の靴のつま先が曲がってるのは、ルーパがこの時に塊を蹴飛ばしたのが原因だとか?  知っていたかい?? 

ーパは、赤色・黄色・水色の氷の粒をそれぞれの色でかき集めて、三人の女の子を創り出した。 赤色の靴はクリクリ目玉で、猫の目をしたフッピー、黄色の靴のズッピーは三人の中で一番背が高い。 そして、水色い靴はペペで、一寸こぶとりだが、気立てが優しい子。 暫らくすると森は昔のように木々の匂いで満たされた。

分の森に帰ったルーパは、ブッピースーの森にいた動物達を元に戻して、「魔女がいないお前達の森は、一番最初に森にたどり着いた者を王様とみなす。 私が判定をくだすからね!。」  これを聞いた動物達は、一目散に自分達の森へと向かった。 森の入り口にゴールラインがあって、ルーパの目の前で熊は一番なのを確認して止まった!その瞬間に、一匹のノミがゴールラインを超えて、「ルーパ様、ただいま!!」と言ったので、ノミのピコリが森の王様になった。 動物達は猛反対したが、 「私に、ただいまと言ったのはピコリだけ。それにラインもちゃんと超えたし、私の判定に不服のある者は、森から出ておいき!」

の一言で、やっとけりがついた。 王様になったピコリは知恵を働かせ、動物達の面倒をよくみていたある日の事だ。 モグラが木陰で昼寝をしている所に、チーズが転がって来た。 モグラはチーズの匂いにつられて、パクッと半分ほど食べてしまった。 そこにハリネズミが慌ててやって来たが、チーズはもう半分も無くなりかけていた。 「よくも、俺のチーズを食ったな!」と言ったと同時に、モグラの顔を引っ掻いた。 モグラも負けずにネズミを両手で、パパーンとひっぱたき返す。 二匹はお互いのこの攻撃をひたすら繰り返し、王様のピコリが来た時は、モグラの目と手は腫れ上がり、手はグローブのようだった。 ハリネズミの方はチーズを半分食べられた事と、顔をあまりにも叩かれ過ぎたショックで、身体の毛がみんな針金のようになっていた。 これがきっかけで、二人の身体が今のようになったとか??
「いつまで喧嘩をすれば気が済むんだね! 2人は二度と喧嘩をしないように、住む所を変えましょう。」 王様のピコリは、モグラの手を見て土の中を指した。 これ以降モグラは土の中で暮らし二度と昼間は地表に出なくなった、とさ。 この事件があってからは、、森に住む動物たちは、ピコリの言う事を、よく聞くようになった。

ころで、フッピー・ズッピー・ペペの三人は、教育係りの魔女のセボーヌに、礼儀作法を特に厳しく、「はっきりと大きな声で、挨拶ができるまで、何度でもお、い、い!。」と躾けられる。 この前などは、フッピーが薬草の作り方を間違えて、クシャミが止まる薬のはずが、笑いが止まらないものになった。 また、ズッピーの作った空飛ぶホウキは、同じ所をグルグルまわる失敗作。 何とか上手くいったのは? ペペの、呪文でセボーヌをガマガエルにするつもりが、美しい少女にしてしまった。 しかし、すっかり気を良くしたセボーヌは、誰が見ても、300才に見えません。     そうとは知らないセボーヌは、それからはとても優しくなったとか・・・・。
          
                           魔女話 第一話      おしまい!!