風にのって  春一番の便り 

 
  2001年3月
 白いジュータンに覆われた蓼科より、夢を乗せた新雪の風を皆様にお送りします。今年は21世紀、そして歩絵夢は、お陰様で21周年になりました。
皆様ありがとうございます。 これからも元気に頑張ります!!
 

 ところで去年のクリスマスパーティは、歩絵夢がオープンの年より来て頂いていている、岐阜の小栗さん (二児のお母さん)家族をはじめ、お姉さんの長瀬さん、百木さん 、山田さん、大久保さんそして、米山さんに熊谷さんの7家族でゲーム大会をし、人数が多いので、シャッフルボードゲーム組と、探偵ゲーム組に別れ、館内は大きな笑い声と歓声に包まれ、白熱した一時を過ごしました。


 2月12日には、ベンション村で餅つきをして、スキー客に振舞いました。 オーナー有志を集い、15年振りに再開したイペントも、結構楽しいものでした。 皆で一緒に楽しむ事はとても幸せです。 そこで歩絵夢も今年はゲーム大会などを数多く開催しますので、参加して下さいね。
 

 さて、さて、今シーズンのウインタースポーツもう楽しみましたか?
今年の雪量は、桁外れの雪で初めての経験です。ビーナスラインも、ガードレールより更に上へと雪が積み上げられ、本場の雪国道路に変身しました。

 (大失敗のツアー)
2月28日に、霧が峰から八島湿原ツアーに出かけました。 私と妻に森君、山根君の4人です。 森君は、芽衣が生まれる前にアルバイトをして以来の付き合いです。 山根君は森君の友人で新婚さん。この二人は、昨年も私とロープウエイで五辻まで行き、テレマークスキーで思い通りにいかず、苦しみました。
さて今回は、青空が見当たらず、どんなツアーに? 10時頃に車山肩のコロボックルヒュッテ裏手から滑り出すが、3人とも今シーズンのツアーは初日で、足がおぼつかない。それと天候も下り気味なので、蝶々深山の麓へは行かずに、ヒュッテジャヴルを通る最短コースを選び進むとついに小雪が舞はじめてきました。 


 これが今回のアクシデントの始まりで、考えの甘さが命取りになるところでした。  コース取りと方角を確認しながら斜面を滑ると突然、ズズット雪がが沈み亀裂が深く入ってしまいました。後ろを見ると、妻があとから私のラインより下を滑って来るところで、慌てましたが運良く雪崩は起きず に、妻も無事に滑ってきました。


 もう少しで表層雪崩が起きるところでしたが、更に今度は山根君が転んで、板が外れ、流れ止めが無い板は、30mほど先の沢まで流されてしまった。 幸い雪面が硬いので、つぼ足で取りに行く事ができて、 これもラッキーでした。ここまで3人は雑木林の中のアッブダウンや丘の斜面で、尻もちやら前のめりになりながらも楽しんでいます。 山々にどれだけの奇声が飛び交った事でしょうか!! 


 しかし、雑木林の中にあるヒュテジヤヴェルの上に出ると、もうそこは、吹雪いて先が見えなくなっていました。  顔にピシッ、ピシッ吹雪が当たり先が見えにくいけど、ここの雪原はとても気持ちの良い所なので去り難いのですが・・・・・・。

 皆の体力を考えて、今回は八島湿原を目の前にしながら引き返す事にしました。 ガスも少しずつ増え、妻の靴擦れが気になり出したので、皆で小休止。その間にも吹雪は激しさを増してきました。少し嫌な予感がよぎりますが、それ程難しいコースでないからと 、たかをくくり、沢渡のスキー場の斜面を登りだしました。


 しかし、思いのほかペースが上がらないので、後を振り返ると靴擦れと吹雪の寒さで、妻が苦しんでいます。早く帰らなければと思いつつも、男二人は寒さの中でもまだ楽しんでいるようにも見えます。ゲレンデは右端にリフトが 1基ありこれがいい目印になるが、今は閉鎖中の為に圧雪されていないので、風と悪雪、おまけに意外と斜度も距離もあり、この頃から私の焦りがで始め、やっと登りきったと思ったのに、なかなか自分が考えている場所に到達出来ないのです。

 「頑張れ! もう直ぐ頂上で車の所は近いぞ!」 と言いながら、自分をも励ましたが、目的の場所に出られません。 ガスと吹雪で、距離感と方向が狂い始める。  私のビンデイングのネジが右そして左と外れてしまう。 ついに、妻と私の板を外してつぼ足で歩くが、思うように行かず気を取り直して板を履き直す。 このままでは遭難してしまう!!落ち着け!運良く案内板に行き当たと思ったが、かえって私は迷ってしまい皆を動揺さしまった。 この時もう少し冷静に判断して看板を見ている私達の背中に進めば正解なのに、右に行っては戻り、左に行っては戻り、看板の前で迷いに迷ってしまう。 しかし、これ以上時間を費やせない。何より皆の身体が冷えきるのが心配だ。

 「よしっ!我々が進んできた方向に少し戻るぞ、トレールを見逃さないように出発だ。 その方角にはトレールが何本もあり、自分達でつけたトレールと間違わないようにした。 進んで来た時は右側がビーナスラインで、今度は左側にあるはずだが吹雪とこのガスではビーナスラインが判別出来ない状態です。左方向にトレールを捜しながら森君と進み、時々後ろを見ると山根君が妻の側にいてくれてるのが有り難い。妻がヨロヨロしながら進んで来るが、顔は凍りつき手足はきっと感覚が無いだろうな。(皆、1時間もロスしてゴメン!)


 森君と山根君は、まだ元気がありそうなので少しほっとしていた所に、見覚えのある柵が目に入り近ずくと下のほうに道が見えました。助かった−!! 道路の左方向が車の置いてある位置だと思うが、自信が無い 運良く車が来たので現在位置を聞くことが出来ました。この時に頼んで、私か妻を車の所まで乗せてもらうべきでした。板を2本担いで30分ほど歩いて車にやっと辿り着き、一番遅れて歩いている妻を迎えてからUターンして、森君と山根君を乗せたが、妻は一人で遅れて歩いている時に「先に皆が行ってしまい、雪で足跡は見えなくなりとても心配だった。」 思い返せば、何度も冷静さを欠き、一人一人に的確な指示も出せず、状況判断の甘さが原因でした。私にとって貴重な体験になり、自然のパワーを感じさせられました。
 

今年は、暖冬のはずがこの大雪のおかげでスキーシーズンが長くなりそうです。ゲレンデは以前ほどの混雑はなくなり、快適に楽しめます。 

前回の便りを読まれた方々が、私達の事を心配して頂き、ありがとうございました。